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2017年3月13日 (月)

「東京が1mSvなのに、なぜ福島は20mSv?差別でしょ」

リテラ「安倍政権が見捨てた福島・飯舘村から悲痛な叫びを『報ステ』が報道「東京が1mSvなのに、なぜ福島は20mSv?差別でしょ」

 安倍政権は3/10、福島第一原発がある双葉町と大熊町の一部を除き、
・帰還困難区域などを除いた全地域で、避難指示解除を決定。

すでに2017年3月末に
・飯舘村の帰還困難区域を除く全域
・川俣町の一部地域
の避難指示を解除することが決まっていた。

同時に
・「自主避難者」に対する仮設住宅の無償提供など
の支援を打ち切る。
県が把握する「自主避難者」は、昨年10月時点で1万世帯以上。

国は、放射線量が年間20mSv(ミリシーベルト以下になった地域から避難指示を解除する。
これは一般の被曝限度である年間1mSvの、実に約20倍。
事故直後、内閣官房参与だった小佐古敏荘東京大学教授が「この数値(年間20ミリシーベルト)を乳児、幼児、小学生に求めることは、私のヒューマニズムからしても受け入れがたい」と涙ながらに訴えて、参与を辞任している。

3/9の報道ステーション(テレビ朝日)では、福島第一原発から約40kmの飯舘村から中継を行った。
飯舘村の酪農家・長谷川健一さんの庭先で線量を調べると、毎時1.2〜1.3マイクロSvを計測。除染基準 毎時0.23マイクロSvの約5倍の数値である。なぜ、こんな高い数値が出るのか。長谷川さんは、「山が(放射性物質の)供給元だと私は思う」と語る。実は、飯舘村の約7割を占める山林では除染はほとんど行われていないのだという。
Hasegwakenichi
長谷川健一さん

そもそも年間20mSvという被曝限度の基準はどこにあるのか?
ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告であるのだが、
「年間20ミリシーベルトの被曝は長期間続くと安全ではない。ICRPでは『事故後の落ち着いた状況では放射線防護の目安は1〜20ミリの下方をとるべき』と勧告している」
という値なのである。
つまり事故直後であるならばいざ知らず、事故後6年も経た段階で、20mSvを基準として避難解除することは、原発推進側のICRPの基準すら逸脱している。

長谷川さんは言う。
「東京が1ミリ(シーベルト)で、なんでここが福島が20ミリなんですか? まったくの差別でしょ、こんなのは」
「ものすごい私は怒りを覚えますよ。なんでわれわれだけがそうなんだ」
「その尺度はどうやって決めたんですか。だから安全なんですか? 誰もわかりません。それじゃおかしいでしょ」

被曝の問題だけではない。避難指示解除に伴う賠償金の縮小、打ち切りも大きな問題だ。
・商工業者への賠償:2016年度で打ち切り
・住民一人あたりの慰謝料:2018年3月までに打ち切り
・避難指示が解除後、そこに住まなくても土地や建物の固定資産税が発生

どこまでひどい国なのか、この国は。

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