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2018年9月24日 (月)

北海道大地震と泊原発

2018年9月6日午前3時過ぎに発生した北海道胆振東部地震は、厚真町で震度7を記録。北海道電力最大の火力発電所・苫東厚真火力発電所は1、2号機のボイラー損傷、4号機のタービン付近の火災で運転停止。被災時点で全供給力の4割前後を賄っていた発電所が停止し、道内全域の電力の需給バランスが崩れました。
このため、道内の全発電所が運転を次々と停止し、北海道電力の管内全域が停電。一時、全道の295万戸すべてが停電する事態に陥りました。

問題の第一は、主力の苫東厚真火力のバックアップ役を果たせる発電設備を北海道電力が保持していないこと。

第二は、本州と北海道を結ぶ送電網が「北海道・本州間連系設備」の1系統しかなく、その容量が60万kwしかないこと。(本州と四国を結ぶ送電網は3系統、430万kw)

泊原発を止めていたから停電になった、という声もありますが、北海道電力が大規模発電所の集中配置という災害に脆弱な体制を放置していたこと、原発以外の発電所は老朽化したまま改修もせず放置していたことが今回の停電の原因です。
それどころか泊原発では全道停電により2度も外部電源喪失という事態になっていました。泊原発で観測された震度は2でしたが、6日午前3時25分、1回目の電源喪失。冷却用プールの燃料棒を冷やせなくなりました。
非常用ディーゼル発電機で冷却は維持されたものの、水力発電所の電気を優先的に送り、外部電源が復活したのは喪失から約9時間半後の午後1時です。
稼働中の原発で、冷却不能になれば、2時間で炉心溶融が起き、大事故に繋がります。
今回は、冷温停止中で、且つ、非常用電源が無事作動したので何事もなかったに過ぎません。
ハーバー・ビジネス・オンライン「泊原発が可動していれば停電はなかった」論はなぜ「完全に間違い」なのか

Tomarinpp

また泊原発沖にはM7.5級の地震が起こる可能性がある海底活断層の存在が指摘されています。そんな場所にある原発を可動させるなどもっての外。北電、北海道、政府は、大地震に備え、燃料棒の冷却機能を失わないよう万全な準備を図ることが最も求められています。

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